PC遠隔操作で片山祐輔容疑者を逮捕 威力業務妨害の疑い
パソコン遠隔操作事件で、警視庁など4都府県警の合同捜査本部は10日、威力業務妨害の疑いで東京都江東区の片山祐輔容疑者30を逮捕した。遠隔操作ウイルスに感染したパソコンから犯行予告が書き込まれた事件で、警視庁などの合同捜査本部は10日、
片山祐輔が関与した疑いが強まったとして、威力業務妨害容疑で逮捕した。
4都府県警が誤認逮捕を謝罪し、サイバー犯罪捜査の在り方が問われる事態となった事件の発覚から約4カ月。
合同捜査本部は、片山がウイルスの作成に関わっていないか全容解明を進める。
片山は神奈川県の江の島で、犯行声明を書き込んだ記憶媒体のマイクロSDカードを猫に取り付けたとみられる。
島内の防犯カメラの映像で浮上したといい、カードを分析した結果、ウイルスとみられるデータを検出。捜査を続けた結果、片山が作成に関わった疑いが強まったという。
捜査本部は1月5日未明に犯人を名乗る人物から報道機関などに届いたメールの情報に基づき、江の島で猫の首輪からカードを回収。カードからは、「事件に巻き込まれたせいで無実にもかかわらず人生の軌道修正をさせられた」とする文書などが見つかった。
捜査関係者によると、島内の防犯カメラ映像から猫に近づく複数の人物を特定し、このうち、男が首輪を取り付けるのを確認した。
片山は以前にも<別のサイバー事件で逮捕されたことがある。
過去には「猫」が関係する脅迫事件で実刑判決を受け、今回の逮捕前日に
「猫カフェ」に立ち寄っていたことも分かった。
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