シーボルトお抱え絵師の川原慶賀 長崎湾を描いた屏風を発見
オランダの『ライデン国立民族学博物館』は4日、
江戸時代後期の「シーボルトのお抱え絵師」
川原慶賀かわはらけいがが長崎湾を描いたびょうぶが
オランダで見つかり、同館が収蔵したと発表した。
5~22日に一般公開する。
慶賀の屏風は本作品以外に見つかっていないという。
屏風は8面からなり、広げると高さ171㎝、幅470㎝。
絹布に描いた大作で、湾を俯瞰し『出島』や『唐人屋敷』な
ども精緻に描かれている。
『ライデン国立民族学博物館』は、湾に浮かぶオランダ船の長崎
入港記録から、1836年ごろの作品だとしている。
慶賀は、オランダ人らの求めに応じて絵を描いた
「出島出入絵師」の一人。
【ブリュッセル共同】参照
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