徳川家康を江戸へ移封後、豊臣秀吉配下の中村一氏が駿府に築城
静岡市は16日、駿府城を離れて江戸に行った徳川家康
が晩年に戻ってくるまでの間、同じ場所に豊臣秀吉方の
中村一氏が築いた天守があったことを示す石垣や瓦が
見つかったと発表した。
駿府城跡で発見された豊臣方が築いた天守があったことを示す石垣
豊臣方の「駿府城」の存在は考えられてはいたが裏付
ける史料や遺構がなく、専門家は「幻の城が姿を現した
意義は大きい」としている。
石垣は南北約37m、東西約33mにわたり、瓦約330枚は
金箔で装飾されていた。
静岡市が2016年から行っている発掘調査で、今年6~
8月に発見された。
市によると、家康は1588(天正16)年に駿府城を築いた
が、その後、江戸に領地を移し、秀吉配下の中村一氏
が駿府を治めた。
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