ハリルホジッチ監督を解任後任候補に西野朗氏、手倉森誠氏ら
サッカーW杯ロシア大会に出場する日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督65が電撃解任されることが8日、分かった。
W杯開幕まで3カ月を切ったが成績は振るわず求心力も低下、3月の国際親善試合マリ戦、ウクライナ戦とも低調な内容で本大会への不安を露呈していた。
仮想セネガルの格下マリには1-1の引き分けが精いっぱい、ウクライナには1-2で完敗した。
W杯に出ない2チームに勝てず、海外組を招集した編成では公式戦5戦勝ちなしとなった。
このベルギー遠征で指揮官の求心力は急激に低下、同行していた団長の西野技術委員長が宿舎で選手や、チーム関係者に入念な聞き取りを行った。
チームの苦境を帰国した3月末に真っ先に田嶋会長に報告、同会長も各方面に聞き取りを行った上で、急きょ欧州に飛んだとみられる。
15年3月の就任から3年強が経過したハリルホジッチ監督は、その強烈なキャラクターと歯に衣着せぬ物言いでチームを刺激してきた。
激戦のアジア最終予選も首位突破。
しかし、W杯を前にしても攻撃は手つかずでチームは迷走。
マリ戦後には複数の選手が公然と、戦術に異を唱えるなどした。
日本協会は、苦しんだ最終予選の終盤、昨年8月と、宿敵・韓国に完敗した同12月の東アジアE-1選手権後にも解任の可能性を探ったが、続投させた過去があった。
指揮官はベルギー遠征後も日本に戻らず欧州に滞在中。
W杯に向けた海外組の視察を続けていた。
解任へ、このタイミングがラストチャンスだった。
過去2度、緊急登板し日本を救った岡田武史氏はこの日、監督引退を明言し、候補にはなり得ない。
チームと選手をよく知り、監督経験豊富な西野技術委員長、手倉森誠コーチらの“昇格”が検討されるとみられる。
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