羽田空港の新飛行ルートを米軍が拒否!上空通過も管制も認めない
東京オリンピックや急増している外国人観光客に合わせ
政府は羽田空港の発着便を増やすために新たな飛行ル
ートを検討していたが、在日アメリカ軍が関東地方上空の
飛行ルートを拒否したことで難航していることが分かった。
問題となっているのはアメリカ軍が抑えている首都圏上空
の「横田空域」で、日本政府は羽田空港の新飛行ルートと
して横田空域の一部を利用する案を提示するも、アメリカ
側は上空通過や日本の管制を全て拒否すると返答。
横田空域(横田進入管制区)は1都8県(東京都・栃木・
群馬・埼玉・神奈川・新潟・山梨・長野・静岡県)にも及ぶ
広大な管理区域で、この空域はアメリカ空軍の管制下と
なっている。
民間航空機であっても当該空域を飛行する場合は米軍
による航空管制を受ける必要があり、戦後からずっと日
本の心臓部の飛行ルートが全く使えない状態になって
いる。
すでに横田空域を回避する太平洋側のルートは限界寸前
で、新しい飛行ルートを設定するには横田空域を通る必要
がある。
日本政府にとって外国人観光客は最重要政策の一つでも
あることから、アメリカに横田空域の利用を拒否されたのは
かなりの痛手だと言えるだろう。
今後も横田空域を利用を目指してアメリカと交渉を続ける
としているが、同時に独立国の日本が空の大部分をアメリカ
によって牛耳られているという現実を見せつけられた印象だ。
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