「『ぼく、ここ』と聞いた時は本当にね、嬉しかった」尾畠春夫さん
山口県周防大島町で12日から行方が分からなく
なっていた藤本理稀よしきちゃん(2)がけさ7時ごろ
に無事保護され、理稀ちゃんの祖父が午後記者
会見を開いた。
祖父の藤本正憲さん66は理稀ちゃんの容態に
ついて、
「心身ともに元気ですが、脱水症状がある
ので2~3日は入院しないといけない」と説明。
続けて、警察ら捜索隊への感謝を述べつつ、
理稀ちゃんが無事保護されたことに、
「ほっとした。本当によかったと思った」と
安堵の表情を見せた。
また、理稀ちゃんを発見・保護した大分から来た
というボランティアの尾畠おばた春夫さんへは、
「本当にありがとうしか言葉がないです。
遠くから来てくれて、ありがとうだけじゃ足りない
ですよね。
どうしたらいいか…これからいろいろ考えます」
(AbamaTV/『AbemaNews』より)
「『ぼく、ここ』と聞いた時は本当にね、
うれしかった」尾畠春夫さん78。
尾畠さんは東日本大震災や西日本豪雨などの
被災地にも積極的にボランティアに行き、2016年
12月に大分県佐伯市で当時2歳の女の子が行方
不明になった時もボランティアで捜索に参加した。
その経験から、
「子供は現場から下ることはまずない」と思い、
理稀ちゃんが最後に目撃された道路に従って
山中に入り、発見につながったという。
尾畠さんは、
「人の痛み、悲しみが分かる人間になってほしい」
と理稀ちゃんの将来に思いをはせた。
母親の藤本美緒さん、「3日も経っていたので、
もうダメかなという気持ちが大きかったので、息子
が目を開けてこっちを見た時、胸がいっぱいに
なりました。言葉では言えないです。
皆様のおかげです。ありがとうございました。
不安でしたけど、理稀の方が不安だったと
思います」
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