SMAP分裂、解散へ 中居・稲垣・草彅・香取は退社 木村は残留
国民的アイドルグループSMAP育ての親、飯島三智マネジャーがジャニーズ事務所の子会社ジェイ・ドリームを2月いっぱいで退社し、中居正広43、稲垣吾郎42、草彅剛41、香取慎吾38の4人はマネジャーと共に独立、木村拓哉43は事務所に残る意向を示している。
1991年9月にシングル「Can't Stop!! -LOVING」でCDデビュー。「世界に一つだけの花」が250万枚を売り上げたのをはじめ、「夜空ノムコウ」、「らいおんハート」など数々のヒット曲をもつ。メンバー個々でも、ドラマやバラエティーなど多方面で活躍している。
事実上の解散が明らかになり、芸能界はもちろん、広告業界、スポーツ界など各方面に多大な影響が及ぶことは必至となった。
フジテレビ系の長寿番組「SMAP×SMAP」(月曜午後10時)の存続はもちろん、SMAPブランドを活用したビジネスは多岐にわたっており、エンターテインメント業界全体が対応に迫られる。
5人がそろうレギュラー番組は現在、ミニ番組を含めてテレビ、ラジオを合わせて3本。
代表格が冠番組の「SMAP×SMAP」だ。96年にスタートし、SMAPをテレビ界きっての人気者に押し上げた番組で、今年放送20年を迎えた。メンバーがゲストに料理を振る舞う人気コーナー「ビストロSMAP」は関連本がベストセラーになるなど社会現象も起こした。
海外セレブもゲストで多数出演するなど、日本を代表するバラエティー番組だが、グループの分裂、事実上の解散に伴い、フジテレビは大幅な見直しに迫られることになる。
公式ホームページによると、CM契約はセブン&アイ・ホールディングスとUSJの2社。いずれも日本を代表する大企業とテーマパーク。契約期間などは不明だが、こちらも対応に追われる。
スポーツ界にも影響が及ぶ。日本財団パラリンピックサポートセンターからの依頼で「応援サポーター」を務めている。パラリンピックの「顔」として、大きな役割を期待されており、解散となれば、関わり方に変化が求められる可能性もある。
SMAPはメンバーそれぞれの好感度が高く、単独で多くのCMやレギュラー番組を抱えている。CM契約は香取の5本を筆頭に、木村が4本、中居、草彅がそれぞれ3本、稲垣が1本となっている。メンバー個々の魅力も評価された契約ではあるが、「SMAP」というブランドも契約を後押ししており、状況が一変することで、各企業の対応も注目される。
今年25周年を迎えた。テレビ各局に中居が5本、香取が3本、草なぎが2本、稲垣が1本のレギュラー番組を持つなど、その影響力は芸能界でも屈指の存在。今回の決断がどのように影響するか、注目される。
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