梶田田隆章・東大宇宙線研究所長にノーベル物理学賞 ニュートリノに質量
スウェーデンの王立科学アカデミーは6日、今年のノーベル物理学賞の受賞者を発表した。 素粒子物理学の分野で、ニュートリノに質量があることを証明した東京大学宇宙線研究の梶田隆章所長と、カナダ・クイーンズ大学のアーサー・B・マクドナルド名誉教授の受賞が決まった。
ニュートリノは宇宙の中で光の粒子に次いで2番目に数の多い素粒子。電子、ミュー、タウという3つの種類があるとされる。
梶田氏は大気中のニュートリノを観測し、この3種類が途中で別の種類に変わったり、戻ったりする「ニュートリノ振動」という現象を確認。この現象により、ニュートリノが質量を持つことが裏付けられた。
昨年のノーベル物理学賞は、青色発光ダイオード(LED)を開発した赤崎勇、天野浩、中村修二の3氏が受賞した。
ノーベル物理学賞は1901年以来、108回にわたって授与されている。
最年少記録は1915年に受賞したローレンス・ブラッグ氏で当時25歳。最年長は2002年のレイモンド・デイビス・ジュニア氏で、88歳だった。
ニュートリノ
物質を構成する最小単位の素粒子の一つ。宇宙空間に大量に存在し、地上にも常に降り注いでいるが、他の物質とほとんど反応せずにすり抜けるため、観測が難しい。
1987年には小柴昌俊東京大特別栄誉教授が、星が一生を終える時の超新星爆発で生じたニュートリノを世界で初めて観測、02年にノーベル物理学賞を受賞した。
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