習近平国家主席、平和的発展の道歩む 軍の規模縮小へ 戦勝式典
中国の習近平国家主席は3日、抗日戦争勝利70年の記念式典で、「中国は常に平和的発展の道を歩んでいく」と表明するとともに、「軍の規模を30万人相当縮小する」方針を示した。 現在、中国軍の規模は約230万人。規模縮小の期限は示さなかった。習氏は演説で、
歴史の繰り返しを許さないと表明。
「世界はまだ平和でなく、中国は断固として平和を守る」と語った。
演説後、軍事パレードが開始。中国軍を中心にロシアなどの外国部隊を含む1万2000人以上の兵士が大通りを行進し、複数の大陸間弾道ミサイルも公開された。
式典には、ロシアのプーチン大統領や韓国の朴槿恵大統領、スーダンのバシル大統領のほか、中国とつながりの深い複数の国家の首脳が参加。欧米の首脳は式典への招待を辞退した。
習近平氏にとって今回のパレードは、中国株の急落や景気減速、約160人の死者が出た天津の倉庫爆発などの国内問題から国民の気をそらすのに好都合のイベントとみられている。
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