天津市、シアン化合物の水中濃度が基準値の最大277倍に
12日に大規模な爆発が起きた中国天津市の環境保護当局は20日、港湾周辺における水中のシアン化合物濃度が基準値の最大277倍に達していたことを明らかにした。事故現場周辺の避難区域で実施した水質検査で河川、海や汚水のシアン化合物濃度が急上昇していたという。
ただ保健当局は、同市の飲料水については国家基準を満たしており安全だとしている。
大規模爆発現場で、国際的に流通が規制される9種の危険物のうち放射性物質などを除く7種類が見つかったことが分かった。
中国メディアが20日、国務院(政府)の調査チームメンバーの話として伝えた。
爆発した倉庫には許可量を大幅に上回る猛毒の化学物質があったことが分かっている。
国際的な危険物を集中して保管していたことで、倉庫を所有する「瑞海国際物流公司」のずさんな管理と、チェックできなかった行政当局にあらためて批判が高まりそうだ。
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