ソフトバンク秋山幸二監督、2人目の日本一退任 一問一答
史上初の守備妨害での幕切れとなった。1点を追う9回、阪神の西岡剛内野手30が1死満塁の好機で守備妨害を宣告され、併殺でソフトバンクの優勝が決まった。阪神の和田豊監督が審判団に猛抗議する横で、ソフトバンクの選手たちは歓喜の輪。今季限りの退任を表明していた
秋山幸二監督52は、ドタバタの中での日本一の舞いとなった。
2リーグ制後、リーグ優勝したシーズンでユニホームを脱いだ監督は11人目だが、シリーズも勝って日本一での退任は54年の天知俊一監督(中日)に次いで2人目。
○秋山監督一問一答
最後は信じられない展開
信じられない。こういう終わり方は初めて。選手たちは諦めずに1年間戦って、最終的に日本一までこれたことに感謝したい
甲子園(第2戦)から4連勝で、一気に日本一
敵地で1勝1敗で終われたのは、十分だと思った。福岡の地で3連勝できて、ファンの皆さんの前で日本一になれて、本当にうれしい
3度の胴上げはすべてヤフオクドーム
最高です。何も言うことない。ありがとうございます。おまけに今日は10回も上げて頂きまして。内川聖一が、『10回上げられた監督はいないぞ』と言うことで、10回上げて頂きました
苦しんだエースの摂津正が無失点
摂津の意地をみました。さすがエースだと思います。6年間僕が監督をして、中継ぎからスタートして、結果を残してくれたのは素晴らしいと思います。今日はありがとうございます
松田宣浩が決勝打
意外性のあるマッチ(松田)しかいない。決めるところは決めてくれた。内川もつないでくれた。チーム一丸のつないだ野球が、こういう結果になった。頼もしい
秋山幸二監督も集大成
ホッとしてます。6年間ありがとうございました。今年は何が何でも日本一ということで、選手たちもファンの皆さんの期待の中で始まったシーズン。最後日本一できて夢のようです。ファンの皆さんの後押しがあった御蔭。1年間ありがとうございました
選手へはどんな思い
素晴らしい選手だと思います。ここにいる選手だけではなく、2、3軍で一生懸命やっている選手、みんなの力で勝ち取った
最後のメッセージを
6年間ソフトバンク・ホークスの監督として、やってきました。自分では目一杯やってきたと思います。最後に日本一ということで、これ以上の喜びはないと思います。これからもホークスは強いホークスであってほしいと僕は思います。ファンの方も選手たちを一生懸命応援してあげてください。6年間ありがとうございました」
秋山幸二 1962年(昭37)4月6日、熊本県生まれ。八代から80年ドラフト外で西武入団。
85年から9年連続30本塁打以上を放ち、87年には本塁打王(43本)。90年には盗塁王(51個)。佐々木誠らとのトレードで94年ダイエー移籍。02年引退まで実働20年で2189試合、2157安打、437本塁打、1312打点、303盗塁、打率2割7分。またゴールデングラブ賞11度と、攻走守に傑出した実績を残した。91、99年日本シリーズMVP。
09年からソフトバンク監督。10、11、14年にリーグ優勝。91年に選手、11年には監督で正力松太郎賞を受賞。今年1月に野球殿堂入り。右投げ右打ち。
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