ブラジルW杯日本代表23人決定、本田 岡崎 香川 大久保ら
「非常に難しかった」。ブラジルでサッカーのワールドカップ(W杯)に臨む23人を発表したアルベルト・ザッケローニ監督は12日、東京都内の記者会見で、代表を選んだ心境をこう振り返った。会見では、「ブラジルに行くべき能力のある選手が23人以上いた」とした上で、
個々の選手の能力以外に「チームの和や積み上げてきたものを大切にした」と選考基準を明かした。
詰め掛けた400人以上の報道陣から大きなどよめきが起こったのは、ザッケローニ監督が大久保嘉人選手31の名前を読み上げたとき。
昨季からJリーグで得点を積み重ねたが、代表からは遠ざかり選出理由についての質問が相次いだ。
時折身ぶりを交えながら質疑に応答。選考に悩み「(国際サッカー連盟の)ブラッター会長にも23人以上呼べないかと電話した」と冗談めかす場面も。
大会での明確な目標は示さなかったが「自分たちの攻撃的なサッカーをやる」と意気込みを語り、約1時間で会見を終えた。
○ザッケローニ監督、一問一答
選出の基準は
一緒に積み上げてきた選手を大切にした。同じ実力の場合は、若い選手を選んだ。
メンバーを決めたのはいつか
かなり前の段階で頭の中で固まっていた。主導権を握るサッカーをするため、攻撃の選手を多く連れていこうと思った。本大会で日本代表は成長し、伸びているという証しを残すためだ。
故障明けの長谷部、実戦復帰していない吉田と内田が入った
状況を把握してきた。本大会に100%で参加できると判断した。
大久保を選出した
経験とクオリティー、意外性がある。私が監督に就任した当初は故障に悩まされていたが、ここ1年半は素晴らしい。
クラブで出場機会の少ない本田は
全く心配していない。最初のアジア杯からともに戦ってきたチームの中心メンバー。個性を存分に発揮してほしい。
大会まで残り1カ月
状態や戦術をどう高めていくかは考えた。ここ半年、代表としては3日間しか活動していないため、まず全員を集めておさらいする。
今季無得点の香川は
昨季はいい結果を残している。今季はマンUがうまくいかず、その影響を受けた。彼の能力を最大限に引き出せるようにサポートしたい。〔共同・時事〕など
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