小保方晴子氏、STAP細胞論文撤回へ 米の恩師は撤回せず
理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダーらが英科学誌ネイチャーに発表した新万能細胞「STAP(スタップ)細胞」論文に疑義が生じている問題で、小保方氏ら理研の共同研究者が論文撤回に動いていることが14日明らかになった。
かつて理研に所属していた若山照彦山梨大教授の呼び掛けに応じた動き。
米紙の報道では、小保方氏が留学した際に指導したチャールズ・バカンティ米ハーバード大教授が撤回に応じない姿勢とされるが、STAP細胞が存在するかは別の問題として、論文が撤回されて学術的成果としては白紙に戻る公算が大きくなった。
STAP細胞の論文に不適切な画像データなど数々の疑義が寄せられている問題で、研究の中心となった理化学研究所の小保方晴子女史を含む複数の著者が、論文を取り下げる意向を示していることが14日分かった。
理研は既に論文取り下げを著者らに勧告する方針を固めている。発表時に世界の注目を集めたSTAP細胞の成果は、白紙に戻る可能性が高くなった。研究チームの複数のメンバーは、STAP細胞そのものについては、作製できたとする主張を変えていない。
理研は14日午後、野依良治理事長らが都内で記者会見、画像データなどの疑義に対する調査の中間報告を公表する。
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