三国連太郎さん死去 飢餓海峡 釣りバカ日誌 神々の深き欲望
「飢餓海峡」、「釣りバカ日誌」、「神々の深き欲望」など数々の映画に主演し、気迫と風格のある骨太な演技で幅広く活躍した俳優三国連太郎(佐藤政雄)さんが死去。享年90。群馬県太田市生まれ。1951年に「善魔」の新聞記者役でデビュー。「善魔」での役名を芸名とした。
「大いなる旅路」(60年)の鉄道員役で各種の主演男優賞を獲得、俳優としての地位を固めた。
「飢餓海峡」(65)では殺人犯の男を熱演し、ブラジルのサッシー賞最優秀主演男優賞を受けるなど海外でも高い評価を得た。
その後、「神々の深き欲望」(68)などに出演した。
「利休」(89)、「息子」(91)、「三たびの海峡」(95)で3度、日本アカデミー賞主演男優賞を受賞。
88年に始まった人気シリーズ「釣りバカ日誌」では軽妙な演技も見せ、日本を代表する実力派俳優との評価を確立。親鸞研究をライフワークとし、長編小説「白い道」を執筆。87年には自らメガホンを取り「親鸞・白い道」として映画化し、カンヌ国際映画祭で審査員特別賞を受賞した。
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