中央道・笹子トンネルの天井崩落事故 死者9人の大惨事
2日午前8時ごろ発生した山梨県大月市と甲州市にまたがる中央自動車道上り線の笹子トンネル(全長約4.7㌔)でコンクリート製の天井板が崩落した事故で、山梨県警は3日未明、下敷きとなった東京・多摩ナンバーのレンタカーのワゴン車内から5人の遺体を発見、
収容した。いずれも東京都内在住で20代の男性3人、女性2人とみられる。
また、2日夜から3日未明にかけ、山梨ナンバーの普通乗用車内からも3人の遺体を発見。
冷凍冷蔵トラックから運び出された甲斐市の中川達也さん50も2日夜、死亡が確認され、死者は9人となった。
県警は、巻き込まれたのは3台と断定した。
乗用車には山梨県に住む60〜70代の男性1人、女性2人が乗っていた可能性がある。
県警は遺体の身元や詳しい死因の特定を急ぐとともに、県警は老朽化への有効な対策が講じられていなかった疑いもあるとして、業務上過失致死傷容疑で捜査。定期点検に問題がなかったかなどを調べる。
中日本高速道路は、天井板を支えるつり金具をトンネル本体に取り付けるボルトが外れた可能性が高いとみている。
消防などによると、高さ約4.7mの天井部分から幅約5m、重さ約1.2〜1.4㌧のコンクリート板が約330枚落下し、3台とも押し潰された。ワゴン車は激しくつぶれ全焼。乗用車も燃えていた。
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