北京国際マラソン、内外の批判を受け日本人の登録可能に
今月25日開催の北京国際マラソンで日本国籍の選手の登録が拒否されていた問題で、公式サイトからの登録が一転して可能になったことが11日、分かった。国内外からの批判を受けて、中国側の主催者が対応を急きょ変更したとみられる。登録が可能になったのは
10日深夜ごろからのもよう。北京マラソンは参加希望者が公式サイトから登録する方式。
10日深夜までは国籍の選択欄に日本がなく、日本人選手は実質的に登録できない状況だった。日本政府の沖縄県・尖閣諸島の国有化を受けた中国の対抗措置であるとの見方が出ていた。
これに対し、北京の日本大使館はマラソン主催者の中国陸上協会に、「日本人も参加可能にすべきだ」と要請。中国メディアも日本人排除について伝えたため、中国国内でもインターネットなどで批判が噴出する騒ぎとなった。
こうした状況を受け、中国側が対応を一転させたもようだ。
国際陸上競技連盟も対処する姿勢を示していたことから中国側が国際問題に発展することを懸念した可能性もある。
中国は日本政府の尖閣国有化以降、文化・学術交流を全て中止。東京国際映画祭への参加も拒否した。政府系研究機関の研究者は、
「自国にダメージを及ぼす政策は直ちに見直すべきだ」と指摘した。
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