週刊朝日、佐野真一「ハシシタ 奴の本性」連載中止
朝日新聞出版は19日、週刊朝日10/26号で始まった橋下徹大阪市長に関する連載記事ハシシタ 奴の本性について、2回目以降の掲載を打ち切ると発表した。理由について、河畠大四編集長名で、「記事中で同和地区などに関する不適切な記述が複数あり、
このまま連載の継続はできないとの最終判断に至りました」とのコメントを出した。次号で「おわび」を掲載する。
これに先立ち、橋下徹市長は19日、市役所で記者団に、「次号の掲載内容を見ていきたい」と述べ、次号の「おわび」を踏まえて対応を決める考えを示した。
社としての見解が出るまで取材に応じないとしている親会社の朝日新聞については、「週刊朝日次号のおわびが、実質的にグループとしての見解と受け止める」と語った。
記事には「ひり出した汚物」、「正視できない」、「市議員、府議員含めて社会のクズ」、「部落」、「ヒトラーより下劣」、「ファシズム」、「薄汚い」、「ツイッター投稿の匿名世界を分析するのはうんこにも飛びつく評論家に任せる」などと記述。
「DNAから本性をあぶり出す」方針で、「政治手法は検証しない」としている。執筆者は佐野眞一氏、共同取材は今西憲之氏、村岡正浩氏。編集長は河畠大四氏。
これに対し、橋下徹市長は、「血脈主義、身分制に通じる極めて恐ろしい考え方だ」「朝日新聞社からきちんと考え方をお聞きするまでは質問には答えたくない」と反論した。
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