文鮮明氏、死去 統一教会創始者 飯星景子の述懐
世界基督教統一神霊協会(統一教会)の創始者、文鮮明氏が3日、肺炎などの合併症のために死去。享年92。文鮮明氏は3月に2500人による大規模な合同結婚式を開いたり、7月にも1万5000人以上を集めて行事を行ったりするなど活動を続けていたが、
風邪と疲労が続いたため8月中旬にソウル市内の病院に入院。
先週になって首都近郊の施設に移送されたが、回復の見込みは薄いとみられていた。
1920年に現在の北朝鮮に生まれ、1953年の朝鮮戦争休戦後に統一教会を創設。教会は国際的に急拡大したほか、韓国国内で新聞や10以上に上る企業などを運営し、海外でも事業展開した。
ただ、教会に批判的な人たちからは、異端で危険な団体との非難も長年続いており、財務面での不明瞭さや信者の勧誘方法について疑問を唱える声もある。
日本でも、霊感商法で高価なつぼや印鑑を買わされたなどとする被害が続出、合同結婚式での結婚は無効だとする訴えが相次ぐなど、統一教会の活動が社会的に物議をかもした。
洗脳状態にあった当時について飯星景子は、「ブレない自分にあこがれていた。ブレない物指がほしかったんだと思う」。
宮根誠司キャスターから、「ビシッと言うてくれる人がほしいんですよね」と水を向けられると、「楽だったんだと思う。罠や、マンホールにスポッと入ってしまう」と振り返った。
マインドコントロールについて、「浴槽にコップ1杯ずつの赤い水を入れられているうち、ある日真っ赤なお湯になってもお風呂だと思って入っている状態」と説明した。
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