日本サッカー男子1-3メキシコに逆転負け 韓国と3位決定戦
ロンドン五輪男子サッカーは7日、日本とメキシコの準決勝がウェンブリー競技場で行われ、日本が先制点を挙げたが、メキシコが逆転した。メキシコのオリベ・ペラルタがロングシュートで逆転したほか、意表を突くヒールパス (back heel:踵でバックパスする) を
出して追加点をアシストした。
メキシコは11日、準決勝で韓国を下したブラジルと決勝を戦う。フェルナンド・ルイス・テナ監督は、「われわれは銀メダル以上を確保したが、金メダルが欲しい」、
「メキシコはサッカー国だ。今夜、お祭り騒ぎだろう」。
メキシコが五輪で最も成績の良かったのは、1968年のメキシコシティー五輪の際で、3位決定戦で日本に0-2で敗れた。銅メダルを取った日本にとっても、これが五輪最高成績だ。
日本のフォワード大津祐樹による前半12分のゴールで始まった。大津は、幾つかの素早いパスで生じたわずかな隙を突き、ペナルティエリアの外からミドルシュートを決めた。
メキシコはマルコ・ファビアンがハーフタイム前にヘディングを決めて1-1の同点とした。その後、ペラルタがゴール近くでDF扇原貴宏からボールを奪い、キーパー権田修一の左を突いて逆転ゴールに成功。権田から渡されたボールを扇原がキープし過ぎた形だった。
終了間際のアディショナルタイム (Additional Time:空費された時間=ロスタイム) には、ハビエル・コルテスが右ウィングから走り込み、ペラルタの絶妙なヒールパスを受けてシュート。権田の股を抜いて3点目を挙げ、勝利を確実にした。
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