パンダのシンシン、リーリーとの子を出産 自然交配で初 上野動物園
東京都は5日、妊娠の兆候があった上野動物園(台東区)のジャイアントパンダ・シンシンが、赤ちゃん1頭を出産したと発表した。母子ともに健康。午後4時30分現在、赤ちゃんの性別は不明。昨年2月に中国から一緒に来日したオスの、リーリーとの間の子供で、
上野動物園で赤ちゃんが生まれるのは24年ぶり4頭目。同園では、自然交配で初の2世誕生となった。
都によると、出産は同日午後0時半頃とみられ、同園職員が産室に設置されたカメラで赤ちゃんパンダが動いている様子を確認。鳴き声なども聞こえているという。
シンシンはわが子を抱きかかえ、母乳を与えるようなしぐさも見せている。
シンシンは物音や光を避けて人前に出たがらなくなったことから、6月30日から一般公開を中止していた。パンダの赤ちゃんは、国内ではこれまで同園やアドベンチャーワールド(和歌山県白浜町)などで計16頭が生まれている。
所有権は中国、命名権は日本
赤ちゃんは、都と中国野生動物保護協会との契約で、所有権は中国側にあるため、2年後には返還される。ただ、命名権は日本側にあり、都によると、決定前に、「中国側の同意が必要」という取り決めになっているという。
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