MV22オスプレイ、本土でも低空飛行訓練計画 東北~九州
米海兵隊が米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に8月に配備予定の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイについて、東北・四国・九州などの計6ルートで低空飛行訓練を計画していることが分かった。オスプレイは4月のアフリカ・モロッコ、今月の
米フロリダ州と墜落事故が相次いでおり、各地で低空飛行訓練への懸念が高まる可能性がある。
米政府がオスプレイの配備計画に伴って実施した環境審査報告書によると、低空飛行訓練が計画されているのは東北や信越地方の3ルートのほか、
四国と紀伊半島を結ぶルート、九州北部のルート、奄美諸島のルート。
報告書は、東北~信越の山間部を中心にした3ルートと四国~紀伊半島、九州、奄美諸島に各1ルートの計6ルートを明示している。
各ルートはグリーン、ピンク、ブルーなどと名付けられており、飛行高度は約150mの低高度になる可能性があるという。
米海兵隊は普天間飛行場など沖縄県での訓練のほか、岩国基地(山口県岩国市)とキャンプ富士(静岡県)で月2、3回、オスプレイを2〜6機運用する予定で、その際にこの6ルートで飛行訓練を実施する計画だ。
6ルートは年間最多でそれぞれ55回、計約330回使用されるとしている。
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