旭天鵬、最年長37歳8カ月で初V 史上初の平幕決戦
大相撲夏場所は20日、東京の両国国技館で千秋楽を迎え、1909年に現行の優勝制度が施行されて以来初の平幕同士の優勝決定戦となり、モンゴル出身の前頭7枚目旭天鵬(太田勝 友綱部屋)が、同4枚目栃煌山25を破って初優勝した。
成績は12勝3敗で、37歳8カ月での初優勝は史上最年長。外国出身者の優勝は10人目、平幕優勝は01年秋場所の琴光喜以来10年8カ月ぶり。
旭天鵬は大島部屋に入門、92年春場所初土俵。05年に日本国籍取得。大島親方65(元大関旭国)の定年により大島が閉鎖され、今場所から友綱に移籍した。
初土俵から所要121場所目、98年初場所の新入幕から86場所目の初優勝は、ともに史上最も遅い記録となった。
今場所は史上初の6大関が出場したが、14日目まで3敗で優勝争いに残っていた大関稀勢の里は千秋楽で把瑠都に屈して優勝決定戦に進めなかった。
モンゴル出身者は朝青龍、白鵬、日馬富士に続き4人目。外国出身では10人目の優勝力士。
「信じられない。(賜杯は)重たかった。(決定戦は)ここまできたらやるしかないと思った。(優勝の瞬間は)真っ白になって、何が何だか分からなくなった。いろいろな人に支えられたから、今日がある。家族や親方に感謝したい」旭天鵬。
殊勲賞;豪栄道(初) 敢闘賞;旭天鵬(6) 栃煌山(2) 技能賞;妙義龍(2)
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