市川森一さん、死去 黄金の日日 ウルトラマン等の脚本家
大河ドラマ「黄金の日日」や、特撮番組「ウルトラマン」シリーズなどの脚本を手掛けた市川森一しんいちさんが10日午前4時43分、肺癌のため東京都内で死去した。享年70。長崎県出身。1966年に円谷プロによる「快獣ブースカ」で脚本家デビュー。
「コメットさん」「ウルトラセブン」などの特撮番組や、「傷だらけの天使」などの人気ドラマを手掛け、78年のNHK大河ドラマ「黄金の日日」の脚本で高く評価された。
83年に、「淋しいのはお前だけじゃない」で第1回向田邦子賞受賞。映画の脚本も手掛け、「異人たちとの夏」(88年)で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した。
作家としても活動し、小説「蝶々さん」などの作品がある。
日本放送作家協会理事長を務め、テレビコメンテーターとしても活躍した。03年に紫綬褒章、11年に旭日小綬章。
長崎県では長崎歴史文化博物館の名誉館長や高校の理事も務めていた。
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