上海地下鉄追突事故、運転再開を一転中止 271人負傷
上海市で27日午後に発生した市営地下鉄10号線の列車追突事故で、市営地下鉄は28日、事故から約4時間半後に運転を再開。一部区間について、市当局の事故調査班の指示により一転、運転を取りやめた。事故原因の本格的な調査を始める。
7月に浙江省温州市で発生した高速鉄道事故では早々に運転を再開して批判が集中したため、運転を一定期間中止することで、安全優先の姿勢を強調したい思惑があろう。
事故は信号システムが故障し、列車が徐行運転中に発生した。
温州での事故区間と同じ信号システムを使用。中国鉄道省傘下の国有企業の中国鉄路通信信号と、仏重電大手アルストムの合弁会社CASCOが開発した。10号線では7月28日にも同じ信号システムの故障により、列車が誤った方向に走り始めるトラブルが起きていた。
「浙江省温州市で7月に発生した高速鉄道衝突事故の調査結果が完成しないうちに、上海地下鉄でも追突事故が発生した」、「今回は雷があったわけではなく、雷が濡れ衣を着せられることもないだろう。車両を埋める必要もな、既に地下なのだから」上海のブロガー。
| 固定リンク
コメント