元岡古墳群G6号から最古の暦使用の大刀出土
日本最古の暦使用の実例となる鉄製大刀が見つかったことを受け、福岡市教委は23日、市民向け現地説明会と展示会を西区の元岡古墳群G6号墳で開く。7世紀中頃に造られたG6号墳(直径18m)は、九州大学移転に伴う発掘調査が進む
糸島半島の古墳群の一つ。
有力豪族の古墳とされ、石室からは、西暦570年を意味する干支の庚寅こういんの文字を刻んだ大刀(75cm)の他、古墳時代としては日本最大級の銅鈴(全長12cm)などが見つかっている。
銘文は「大歳庚寅正月六日庚寅日時作刀凡十二果□」(□は「練」の可能性)の19文字。「庚寅の年の正月6日に、この刀を作った。12回練り鍛えた」と読める。
■説明会は23日午前10時~午後1時。JR筑前前原駅から「九大工学部前」行きの糸島市コミュニティバスで「泊北口」下車。
■問い合わせは同市教委宮草事務所 092・806・2393。
■大刀は28日~10月9日、博多区の市埋蔵文化財センター/092・571・2921で展示される。
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