大仏さん、おめかし 東大寺でお身拭い 1年間の埃を払う
奈良市の東大寺大仏殿で7日、大仏さんとして親しまれている本尊・盧舎那仏坐像るしゃなぶつざぞう(国宝)に積もった1年間のほこりを払うお身拭いが行われ、白装束姿の僧侶らが大仏を清めた。お盆を前にした恒例行事で、
早朝から大仏の魂を抜く法要が営まれた後、僧侶や信者ら約150人がはたきなどを使い、大仏の手のひらや螺髪らほつなどのほこりを丁寧に払った。
高さ約15mの頭部は、天井からつるされたゴンドラに乗って作業が進められた。
この日の奈良市は6日連続で気温30度を超える真夏日。
参拝者らは、「かぶると1年間災いなし」といわれるほこりを大量にかぶりながら作業を見守り、輝きを取り戻した大仏に手を合わせていた。
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コメント
tenjin95様
「(仏の)魂を抜く法要」があるなんて、私は初めて心に留まりました。
毎年、新聞やテレビで読んだり観たりしていたはずですが……。
仏本来の魂のままだと、螺髪などに上らせて頂くことが余りにも畏れ多いから、魂を抜くのでしょうか。
もっとも、魂を抜くということ自体、私には理解できません。
投稿: 大滝三千夫 | 2011/08/08 21:46
> 管理人様
一度、やはりたましい抜きはするんですね。我々も、自分の寺の仏像をどうにかするときには、同じことをします。これだけ大きい大仏様、掃除も大変でしょう。
投稿: tenjin95 | 2011/08/08 10:34