中尊寺・毛越寺など平泉を世界文化遺産に登録 ユネスコ
パリで開催中の国連教育科学文化機関/ユネスコ世界遺産委員会は現地時間の25日、諮問機関が世界遺産への登録を勧告していた平泉の文化遺産(岩手県平泉町)について、仏国土/浄土の世界を現世に表現した文化的価値を認め、
世界文化遺産への登録を決定した。
日本が推薦した遺跡で世界文化遺産に登録されたのは07年の、石見銀山遺跡とその文化的景観(島根県)以来で、12件目。
自然遺産を含めると、24日の小笠原諸島(東京都)に次ぎ16件目となる。
国宝で金色堂がある中尊寺など寺院や寺院跡地、庭園など5遺跡で構成。寺院はいずれも12世紀に東北地方で4代にわたり栄華を誇った奥州藤原一族が造営に関わった。
国際記念物遺跡会議/イコモスの勧告通り柳之御所遺跡は構成資産から除外となったが、平泉の浄土思想を中心とする価値が世界に認められた。
国内の世界文化遺産としては12件目で、北海道・東北では初。
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