ドミニク・ストロスカーンIMF専務理事、性的暴行容疑で訴追
ニューヨーク市警察は15日未明、宿泊していた繁華街タイムズスクエアにあるホテルで客室係の女性従業員に性的暴行を加えた疑いで、国際通貨基金(IMF、ワシントン)トップのドミニク・ストロスカーン専務理事62を逮捕、
地元検察当局によって訴追されたことを明らかにした。
NY市警は事件の詳細を明らかにしていないが、米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)によると、氏は14日夕、ジョン・F・ケネディ国際空港からパリに向けて飛び立つ寸前だったエールフランス航空機に搭乗しているところを、私服警官らによって連行された。
同紙の報道では、氏は同日午後、宿泊していたホテルの部屋に入ってきた女性従業員に暴行。従業員は軽いけがをした。
警官が通報で駆け付けた時には部屋を立ち去っていたが、携帯電話を置き忘れたまま逃亡していたという。氏はフランス出身で、来年4月の仏大統領選では、野党社会党の最有力候補として出馬するとみられていた。
今回の事件は国際金融界のみならず、仏大統領選の行方にも大きな影響を与えそうだ。ただ、弁護士は15日未明までにロイター通信に対し、専務理事は無罪を主張すると述べている。
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