教員ら、君が代起立条例に反対声明 強制は教育なのか
大阪府の教員と弁護士で作る日の丸・君が代強制反対ホットライン大阪のメンバーが24日、大阪維新の会が府議会に提案する君が代起立条例に反対するアピールを出した。「不起立を選択せざるを得なかった教職員の心情を無視し、
自分に逆らっている者への敵意があるだけ」として反対の声を上げるよう呼びかけた。
ホットラインは12年前の国旗・国歌法制定をきっかけに開設。
毎年の入学式、卒業式の前後に教員らの相談に乗ってきた。
だが法律の制定後、国歌斉唱時に起立しない教員への処分が進むにつれ、近年は相談件数も減って事務局の担い手も高齢化。
学校現場でも団塊の世代の退職とともに、君が代を歌うことに抵抗がない若手教員が採用され、斉唱時に立たない教員はごく少数になったという。
メンバーの府立高校教諭52は、特攻隊に志願した父が、「教育にだまされた」と語るのを聞いて育ち、君が代は歌わないと決めた。
国歌斉唱が導入された00年度以降不起立を貫いてきた。
だが橋下徹知事が不起立の教員を免職することも辞さない姿勢を打ち出すと、教員仲間は、「免職されては元も子もない。教師でい続けることを選ぶべきだ」。
「私はもはや少数派かもしれないが、いろいろな考えがある中で、強制するというのはそもそも教育なのだろうか。ただ黙っていることはできません」。
★橋下徹という手合いには自分の一般受けをいいことに、戦前のような「物の言えない空気」を世の中に醸成する危険性がある。
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