田中好子さん、肉声でお別れの言葉 音声と全文
最後のお別れの言葉は3月29日に録音し、夫の小達一雄さんに託している。ゆっくりした口調で、東日本大震災の犠牲者を悼み、「私も一生懸命病気と闘ってきましたが、もしかすると負けてしまうかもしれません。
でもその時は必ず天国で、被災された方のお役に立ちたいと思います。それが私の務めだと思っています」と語った。
最後は、死後に骨髄バンクのCMに出演した小達一雄さんの妹夏目雅子さんに触れ、「いつの日か、妹夏目雅子のように、社会に、少しでも恩返しが出来るように復活したいと思っています。カズさん、よろしくね。その日まで、さようなら」と締めくくった。
午後1時半、デビュー曲あなたに夢中が流れるなか、田中さんを乗せた車は葬儀所を出発。ファンらは青い紙テープを一斉に投げて見送った。
スーちゃん肉声全文
こんにちは、田中好子です。今日は3月29日、東日本大震災から2週間たちました。被災された皆さまのことを思うと、心が、破裂するように痛み、只々亡くなられた方々のご冥福をお祈りするばかりです。
私も一生懸命、病気と闘ってきましたが、もしかすると負けてしまうかもしれません。
でも、そのときは、必ず天国で、被災された方のお役に立ちたいと思います。
それが、私の務めと思っています。
今日お集まり頂いている皆さまにお礼を伝えたくて、このテープを託します。
キャンディーズでデビューして以来、本当に長い間お世話になりました。
幸せな、幸せな人生でした。
心の底から感謝しています。
特にランさん、ミキさん、ありがとう。
二人が大好きでした。
映画にもっと出たかった。
テレビでもっと演じたかった。
もっともっと女優を続けたかった。
お礼の言葉をいつまでも、いつまでも皆さまに伝えたいのですが、息苦しくなってきました。
いつの日か、義妹、夏目雅子のように、支えて下さった皆さまに、社会に、少しでも恩返しができるように、復活したいと思ってます。
かずさん、よろしくね。
その日まで、さようなら。
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