無人ロボット、原子炉建屋内の高い放射線量確認
福島第一原発の原子炉建屋の中を米国製無人ロボットが初めて調査したところ、1時間あたり57ミリシーベルトなど高い放射線量が確認された。遠隔操作で動く無人ロボットの調査は17日に行われた。
原子力安全・保安院によると、3号機の原子炉建屋の中の放射線量は、1時間あたり最大57ミリシーベルトときわめて高いことが18日午前に分かった。
また、1号機の原子炉建屋の中でも最大49ミリシーベルトが測定された。
保安院は今回の放射線量について、建屋内の作業を決定的に妨げるものではないが、時間は限られることになると説明している。
■無人作業ロボットは米アイロボット社製パックボットで、長さ70cm、幅53cm、重さ35㌔。アメリカから無償提供された2台を使って、原子炉建屋の二重扉のうち、外側を人が開けてロボットを投入し、内扉はロボットが開けて内部に進入。
線量や温度、湿度、酸素濃度を確認し、映像を撮影する。
| 固定リンク
コメント