北の湖・陸奥・九重の3親方、理事辞任へ 八百長問題
大相撲の八百長問題で、日本相撲協会の特別調査委員会(座長=伊藤滋早大特命教授)が、八百長に関与したと認定する力士の師匠にあたる協会理事3人の親方を降格処分とし、理事の辞任を求める方針を固めた。
辞任を求められるのは、九重巡業部長(元横綱千代の富士)、北の湖大阪場所担当部長(元横綱)、陸奥総合企画部長(元大関霧島)の3理事。
九重理事はすでに関与を認めている十両千代白鵬、北の湖理事は調査委が関与を認定した十両清瀬海(本人は否定)の、それぞれ師匠。
陸奥親方は、八百長メールなどで関与が疑われる十両豊桜と幕下霧の若の師匠にあたる。清瀬海は木瀬部屋の所属だったが、昨年5月に野球賭博問題で部屋が閉鎖となり、同じ一門の北の湖部屋の預かりとなった。
調査委は清瀬海が今年の初場所でも八百長をしていたと認定。部屋付きの木瀬親方(元幕内肥後ノ海)とともに、北の湖理事も処分対象となった。
理事会が調査委の処分案を受け入れた場合、今後の本場所再開や公益法人認定という難題が迫る中、協会内には、師匠の処分は長期の減給にとどめられないかを模索する動きもある。
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