大震災以降、献血者急増 日赤、持続的に協力を
東日本大震災の発生以降、全国で献血者が増えている。多くが、けが人の役に立てばとの善意からとみられるが、日本赤十字社は、「今は全国的に足りている。献血で作る血液製剤には有効期限があり、
短期間に偏らず持続的に協力を」と呼び掛けている。
日本赤十字社によると、震災以降、全国で献血者が急増した。東京や大阪、福岡では通常の約1.5倍に達し、採血まで3時間待ちの例もあった。
しかし、全血献血からできる赤血球製剤は有効期限が採血から21日間、成分献血で作る血小板製剤は4日間で、余った分は廃棄するしかない。
厚生労働省によると、血液法は健康上の理由から18歳以上の人が1年間にできる献血回数を制限。全血献血は男性3回、女性2回、成分献血は男女とも24回までと定めている。
日赤血液事業部広報担当者査は、「廃棄すると皆さんの善意が無駄になる。被災地への応援は必要だが、採血前には混んでないか確認して」。
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