西田敏行らが被災者に炊き出し がんばっぺ!寄せ書き
東日本大震災と福島第1原発事故を受けて東京都調布市の味の素スタジアムに開設中の避難所に27日、福島県出身の俳優西田敏行や元プロ野球選手の中畑清、秋吉久美子らが訪れ、炊き出しを行った。
避難生活を送っているのは同県いわき市、南相馬市、双葉郡などからの66世帯、177人。
クリームシチューで温まる人々に西田敏行らが声を掛け、手を握って回ると、あちこちで笑みがこぼれた。
西田は、「みんな古里にとどまって復興に向けてアクションしたい時期だと思います。笑顔でいてくれますけど、内心は本当に切ないと思います」。
寄せ書きに、鉢巻き姿の自身の似顔絵と「がんばっぺ!!」の一言を添え、「(福島は)メヒカリって魚がうまいんですよ、海で泳いでね…。美しい浜通り(地域)を、古里を、もう一回取り戻したい」と言葉に力を込めた。
秋吉は、「青春時代をいわき市で過ごしました。皆さんおつらいはずなのに、品格があって『みんなが優しくてうれしい』とおっしゃる。痛みを分け合って、笑顔を添えて、できることをしていかなければと、教わった思いです」。
梅宮辰夫、アンナ親子や小松政夫らも参加。呼び掛け人の中畑清は、「今だけじゃなく、どこまで続けていけるかだと思います」と支援継続を誓った。
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