大正天皇実録、第1~47巻を公開 闘病の日々を淡々と
宮内庁は25日、大正天皇の動静を年月を追って記録した大正天皇実録(全85巻)のうち第1~47巻を、宮内庁書陵部で公開した。本文や年表、索引など計4138㌻で、1879年(明治12年)8月の誕生から、
1912年(同45年)7月の即位前までを収録している。
大正天皇は幼い頃から病弱で健康状態がすぐれず、誕生直後に全身に発疹が出たり、13歳の時に腸チフスにかかったりしたとの記載がある。明治天皇崩御に伴って即位する直前も、水痘にかかった様子が記されている。
大正天皇実録は1937年(昭和12年)完成。第48巻以降は2002~08年の間に3回に分けて公開済みで、宮内庁に申し込めば全巻を閲覧できる。
大正天皇の学業の評価や過去に公表していない病気など個人情報は不開示で、今回も本文の3%が墨塗りされた。
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