三大奇祭の西大寺会陽、裸衆が宝木求めて争奪戦
裸と呼ばれるまわし姿の男たちの雄叫びが、西大寺の街を包んだ。天下の三大奇祭と呼ばれる会陽えようが29日夜、西大寺観音院で催され、福男を目指す男たちが2本の宝木しんぎを追い求めた。
午後10時、9千人の裸と3万人の見物客がひしめきあう境内の照明が落とされた。ウオー!!、暗闇になった本堂前の大床で、裸の群れの頭上に、まず5本ずつ束ねた100組の串牛玉くしごが降り注ぐ。
続いて、白い牛玉紙ごおうしに包まれた二本一対の宝木を、坪井全広住職が御福窓から投下。争奪戦の渦からは、熱気で湯気が舞い上がった。
室町時代に始まったとされる会陽は、今年501周年。祭りを取り仕切る西大寺会陽奉賛会、県警、地元消防団らが警備にあたり、投下前のもみ合いで体調を悪くしたり、負傷したりした裸を、次々と救護所に運び込んでいた。
夕方には、小学生対象の少年はだか祭り。玉野市立荘内小6の林海里君と、西大寺小6の石井宏樹君が、2本しかない宝筒を手にし福男児となった。
林君は05年に福男に輝いた林大輔さんの長男。常連の林グループに所属する父らと、数年前から争奪戦の練習を積んでいて、「(自信は)ありました」。石井君は、「皆にのしかかられて大変だったけど、粘り強く頑張った」。
★三大奇祭って何だろうとネットで調べると、公的機関が認定したものではなく、数え方によって十以上ありました。(世界三大美女って?と同じ)
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