ビーリー&シィエンニュ パンダ2頭、上野公園に到着
東京都立上野動物園(台東区)に中国から貸与された雌雄のジャイアントパンダ2頭、雄の比力/ビーリーと雌の仙女/シィエンニュが21日午後11時40分ごろ、パトカーの警備を受けながら同園に到着した。
春休みごろ一般公開する予定で、パンダ不在が3年ぶりに解消した。落ち込んだ入園者数の回復に期待を寄せている。
来園したパンダはともに5歳で、中国名で雄が比力/ビーリー、雌が仙女/シィエンニュ。
中国四川省雅安の保護センターから飛行機やトラックで運ばれた。
来園に先立ち、同園は約9000万円を掛けてパンダ舎を改修。
水浴び場を広くしたほか、見学通路に近い床の一部にヒーターを新設し、見学者の目の前で暖を取れるようにした。
一部の大木には微弱な電流が流れる柵も付け、若くて元気な2頭が木に上って逃げたり落ちたりするのを防ぐ。
2頭は早速新しいパンダ舎に入れられ、日本の餌や環境に慣れていく。
都はパンダの日本名を公募し、全国から寄せられた4万件余の中から選ぶ作業を進めている。
同園が受け入れるパンダでは今回初めて中国側から借りる契約を結んだ。期間は10年間で、年間95万ドル(約7800万円)の保護協力資金を支払う。
子どもが生まれた場合は満2歳で中国に渡す条件も付いている。
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