第144回芥川賞 朝吹真理子さんと西村賢太氏
第144回芥川賞(日本文学振興会主催)の選考会が17日夕、築地の新喜楽で開かれ、芥川賞は、慶応大大学院生朝吹真理子さん26のきことわ(新潮9月号)と、西村賢太氏43の苦役列車(新潮12月号)に決まった。
2010年に『流跡』で第20回Bunkamuraドゥ マゴ文学賞を最年少となる25歳で受賞。詩人朝吹亮二氏の娘。慶應義塾大学前期博士課程に在籍している。
受賞者には正賞の時計と副賞100万円が贈られる。
03年7月より同人雑誌「煉瓦」に参加して小説を書き始め、04年『けがれなき酒のへど』が文學界04年下半期同人雑誌優秀作に選出された。
芥川賞は過去に『どうで死ぬ身の一踊り』で第134回候補に、『小銭をかぞえる』で第138回候補になったことがある。
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