水嶋ヒロのKAGEROU、発行43万部 1Q84超える
俳優の水嶋ヒロ26が本名の斎藤智裕ともひろ名義で書いた小説KAGEROUが発売。ポプラ社小説大賞を受賞して話題になり、書店の予約注文は40万部を突破。発売前に増刷、すでに4刷43万部となった。
発売時としては、村上春樹の1Q84BOOK1の25万部を上回る。
自殺しようとした40代の男が主人公。闇組織に臓器売買を持ちかけられ、命の換金を決断するが病気の少女と出会い、命の重さを考えていく。現実にはあり得ない設定を用いたファンタジーだ。
水嶋は慶応大在学中にモデルを始め、06年にテレビドラマ仮面ライダーカブトに主演。ドラマや映画に相次いで出演し、人気を集めた。
歌手絢香との結婚や、所属していた芸能事務所の退社が話題に。その後、小説が公募の賞を受賞。賞金2千万円の辞退などで関心が高まる。
ポプラ社によると、KAGEROUは通常の委託販売制ではなく責任販売制を採用。書店にとって売れれば通常よりもうかり、売れ残ると負担が生じる仕組みだが、書店からは注文が殺到したという。
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