APEC閣僚会議、横浜で開幕 TPP→FTAAPへ
アジア太平洋経済協力会議/APECの閣僚会議が10日、2日間の日程で横浜市で始まった。午前中は停滞している世界貿易機関/WTOの多角的貿易交渉/ドーハ・ラウンドや域内の貿易自由化の進展度合いなどを中心に討議が進められた。
午後から域内の持続的成長を目指した成長戦略を協議する。閣僚会議には21カ国・地域の外相、貿易担当相が出席し、前原誠司外相と大畠章宏経済産業相が共同議長を務めた。
前原外相は、「地域経済統合をさらに前進させ、地域の持続的発展に向けての成長の質を高めることが重要」とあいさつした。
閣僚会議では、WTOのラミー事務局長がドーハ・ラウンドの早期妥結に向けて各国に協調を訴える。
地域経済統合については、日本が協議開始を決めた環太平洋パートナーシップ協定/TPPなどを土台に、域内全域を対象にした自由化構想アジア太平洋自由貿易圏/FTAAPへとつなげることを確認する。(毎日jp他)
ドーハ・ラウンド 正式名称はドーハ開発アジェンダ。WTO最初のラウンド(多角的貿易交渉)で01年11月にカタールのドーハで閣僚級会合で合意された。
TPP ①Trans-Pacific Partnership
②Trans-Pacific Strategic Economic Partnership
FTAAP Free Trade Area of Asia-Pacific
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