北方領土は日本の主権下but日米安保は適用外 米政府
クローリー米国務次官補は2日の記者会見で、「アメリカは北方領土に対する日本の主権を認めている」と述べ、北方領土は日本の領土との米政府見解をオバマ政権として初めて正式に表明した。
一方、米国の日本防衛義務を定める日米安全保障条約に関しては、「適用されない」と語り、北方領土は対象外だとの認識を示した。
日米安全保障条約は第5条で、条約の適用範囲を、
日本国の施政の下にある領域と規定している。クローリー氏は、「現在は日本の施政下にないため、第5条は適用されない」と指摘した。
米国は沖縄県の尖閣諸島について日米安全保障条約の対象と明言している。日本が尖閣諸島を実効支配している点が判断の根拠となっている。
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