ウィキリークス、米の秘密外交文書約25万件暴露
米国の在外公館が国務省に送った公電など約25万件の機密の外交文書が、民間の内部告発ウェブサイトウィキリークス(創始者:ジュリアン・アサンジ氏)に流出したことが28日、分かった。
一般公開前に情報提供を受けた米紙ニューヨーク・タイムズなどによると、
①北朝鮮が内部崩壊した場合、中国に一定の経済的利益を与え、韓国による朝鮮半島統一への理解を得るなどの対応策を今年2月に米韓両政府が話し合っていたことが明らかになった。
②イランが北朝鮮から、核弾頭搭載可能な中距離弾道ミサイル19基を購入した
③サウジアラビアのアブドラ国王はイランの核開発を阻止するために、米軍によるイラン攻撃を望んでいた
④中国政府が米インターネット検索大手グーグルへのハッカー攻撃を指示していた
⑤金融危機の処理などを巡り米国としばしば対立するドイツのメルケル首相を、「リスクを避けたがる一方、創造力に乏しい」と米政府が分析していたメモなどもあった。
ウィキリークス (創始者:ジュリアン・アサンジ氏 オーストラリア人)
政府や企業などの機密情報を匿名の投稿をもとに集めて公開している。
重要なニュースの提供を目的に、ジャーナリストや人権活動家などによる、「非営利のメディア組織」と自称。オンライン上の百科事典ウィキペディアの運営とは無関係。
暗号技術などで告発者が特定されない仕組みを整えているとされる。
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