文化勲章に蜷川幸雄ら、文化功労者に吉永小百合ら
政府は26日、今年度の文化勲章を演出家の蜷川幸雄75とノーベル化学賞受賞が決まった有機合成化学の鈴木章80、根岸英一75両氏ら7人に贈ると発表した。
文化功労者には元プロ野球選手の王貞治70、女優の吉永小百合65ら17人を選んだ。
演劇分野の演出家への文化勲章、映画女優の功労者はいずれも初めて。演劇の女優ではこれまでに森光子らが功労者、文化勲章受章者に選ばれている。
文化勲章はほかに建築の安藤忠雄69、服飾デザインの三宅一生72、元文部相で原子核物理学の有馬朗人80、日本中世史の脇田晴子76の各氏。
文化功労者は他に漫画の水木しげる88、歌舞伎の市川猿之助70、幹細胞生物学の山中伸弥48、指揮の大野和士50、X線天文学の田中靖郎79、環境リスク管理学中西準子72、日本近世文学中野三敏74、詩の中村稔83、光化学の藤嶋昭68、書の古谷蒼韻86、写真の細江英公77、刑事法学の松尾浩也82、生化学の松尾壽之82。
鈴木章、根岸英一両氏は功労者にも選ばれた。 (以上、敬省略)
■文化勲章親授式は11月3日の文化の日に皇居で、文化功労者顕彰式は同4日に都内のホテルで開かれる。
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