« 前期難波宮跡から白い壁土 宮殿の外観復元に貴重な資料 | トップページ | 日本年金機構など家宅捜索 入札情報漏洩事件 警視庁 »

2010/10/14

親鸞の直筆経典発見 仏説無量寿経の一部

浄土真宗の宗祖親鸞(1173~1262)が、浄土三部経の一つで、中国伝来の仏典仏説無量寿経の一部を書き写した直筆の1枚が見つかり、鑑定した大谷大(京都市北区)が12日発表した。

Photo_8所有者から調査の依頼があり、草野顕之学長(日本仏教史)と、親鸞の研究者として知られる大谷大真宗総合研究所嘱託研究員で、本證寺住職の小山正文氏が鑑定した。

直筆の文は仏典仏説無量寿経ぶっせつむりょうじゅきょうの一部。縦26.8cm、横17cmの紙に墨書きで、設我得佛 十方衆生など60文字の経と読み、朱書きで経の解釈などが書かれている。

浄土に生まれる方法などを説明した部分で、親鸞83歳の1256年に書いたとみられる。本来は32枚あった文の1枚とみられ、これまでに12枚見つかっている。

文字が右肩上がりであることなど、親鸞の直筆と特徴が一致した。

■大谷大学で12日に始まった特別展で展示されている。11月28日まで。


                


|

« 前期難波宮跡から白い壁土 宮殿の外観復元に貴重な資料 | トップページ | 日本年金機構など家宅捜索 入札情報漏洩事件 警視庁 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 親鸞の直筆経典発見 仏説無量寿経の一部:

« 前期難波宮跡から白い壁土 宮殿の外観復元に貴重な資料 | トップページ | 日本年金機構など家宅捜索 入札情報漏洩事件 警視庁 »