スマトラ沖地震 113人死亡 140人不明 1邦人
インドネシア西スマトラ州のムンタワイ諸島沖で25日夜から26日午前に起きたマグニチュード/M7.7などの地震で、同国保健省は26日、死者が113人、行方不明は140人に上ったことを明らかにした。津波などによる被害とみられる。
同国メダンの日本総領事館は、オーストラリア人サーファーら9人と日本人船員1人が乗った船が25日昼ごろ、西スマトラ州パダンから同諸島へ向けて出航し、連絡が取れない状態となっていることを明らかにした。
オーストラリア通信によると、ボートに乗っているとみられる日本人はフジタアキノリさん(漢字不明)。消息不明になった場所など詳細は分かっていないが、インドネシアの伝統的な木製ボートで、オーストラリア人のサーファーらを乗せて出航し、来週中にパダンに戻る予定だったという。
ムンタワイ諸島は日本からもサーファーが訪れる人気の場所。同総領事館によると、船にはもともと無線など連絡を取る手段がなく、津波などに巻き込まれたかどうか不明で、船を所有する会社が安否の確認を急いでいる。
■スマトラ島沖では04年12月、M9.1規模の地震が発生し、それに伴いインド洋で発生した津波によってインドネシアやスリランカなどで約23万人が死亡するという災害が起こっていた。
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