APEC観光相会合、開幕 奈良宣言あす採択
アジア太平洋経済協力会議/APE観光相会合が22日、2日間の日程で奈良市内で開幕。日本での開催は初めてで、域内観光の重要性を21の加盟国・地域で共有し、連携した取り組みを打ち出す奈良宣言を23日に採択する。
議長役を務める馬淵澄夫国土交通相は開会の挨拶で、「観光は財政出動に頼ることなく経済成長を可能にし、雇用確保に好影響を与える産業であり、持続可能な発展が重要だ」。
沖縄県尖閣諸島(中国名・釣魚島)付近での漁船衝突事件を巡り、日中間で緊張が高まっている中、中国代表の祝善忠国家旅遊局副局長は予定通り出席したが、馬淵澄夫国交相は挨拶を交わすことはなかった。
今回の会合では、08年のリーマン・ショックや昨年の新型インフルエンザでAPEC域内の観光需要が急速に萎んだのを踏まえ、観光を原動力にした経済成長戦略について議論する。(毎日jp他)参照
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