オバマ大統領、イラク駐留米軍の戦闘任務終了を宣言
オバマ氏は8/31夜、ホワイトハウスの執務室からテレビ演説を行い、イラク駐留米軍の戦闘任務終了を宣言。大統領は演説で、7年間に及ぶイラクの自由作戦が終了し、「これからはイラク国民が自国の治安に主な責任を負う」と述べた。これに伴い、米国民が団結してより良い生活を築く時が来たと主張。経済再建と失業者の職場復帰を最優先課題に挙げ、「困難ではあるが、今後はそれが米国民の、また大統領である私の中心的な任務となる」と語った。
大統領は、イラク戦争の終結は米国にとっても最善の道だと強調。対イラク政策の行方についてはブッシュ前大統領とも話し合ったとして、戦争を支持した者も反対した者も同じ愛国者であり、兵士らへの感謝とイラクの将来にかける希望に変わりはないと述べた。
オバマ氏は上院議員時代の07年、作戦の成功につながったとされるブッシュ氏の米軍増派に強く反対していた。野党共和党からは、オバマ氏が当時の誤りを認め、前大統領の功績を明言すべきだとの声が上がっているが、応じなかった。
大統領は演説の中で、アフガニスタンでの軍事作戦にも言及した。
米軍撤退のペースは現地の状況次第で決まるとの立場を改めて示す一方、「無期限の戦争は我々にとってもアフガン国民にとっても利益にならない」、来年7月からアフガン側への権限移譲を開始する方針を確認した。(CNN他)参照
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