H2Aロケット、みちびき打ち上げと分離に成功
カーナビなどに利用されている衛星利用測位システム/GPSの精度を1㍍以下にすることを目指す準天頂衛星みちびきを搭載したH2Aロケットが11日午後8時17分、宇宙航空研究開発機構の種子島宇宙センターから打ち上げられた。
ロケットは打ち上げの28分後に衛星を予定通りの軌道に分離、投入し、打ち上げは成功した。
みちびきは軌道上から日本列島をカバーして、アメリカが運用するGPS衛星を補完、
ビルの谷間や山間部でも電波を受信しやすい高精度のGPSシステムの技術を実証するのが目的。
地球から3万3千~3万9千㌔の楕円軌道を周回、日本からオーストラリアにかけての上空で、8の字を描く。
日本上空を通るのは1日のうち約8時間。同様の軌道に衛星をあと2基打ち上げれば、常に1基が日本上空にある仕組みだ。国は2基目以降の打ち上げを前提に議論を開始。
来年春までに打ち上げ数など今後の計画の概要を決める。(共同)
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