帝京大医学部病院、死亡9人は院内感染か 多剤耐性菌
東京都は3日、帝京大医学部付属病院(東京都板橋区)で昨年8月以降、多剤耐性アシネトバクターによる院内感染が発生し、46人が感染し、このうち27人が死亡したと発表した。
都は、少なくとも9人は、院内感染との因果関係が否定できないとしている。ほかに6人の因果関係も分かっておらず、都福祉保健局で詳しく調べている。
感染症対策専門の松本哲哉東京医科大学教授。
「アシネトバクター自体はありふれたもので、健康な人は特に恐れる必要はないが、体力の弱った入院患者などが感染すると死亡する恐れがある。
感染者がわかった場合には、直ちに他の患者から離れた病室に移すとともに、感染者が出た病棟のドアのノブやベッドの周辺、それに医療器具など、人が触るところをアルコールなどで徹底的に消毒する必要がある」
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