« 政府、謝罪と賠償要求を拒否 外務報道官談話を発表 | トップページ | 住友克敏厚労省課長補佐、収賄容疑で逮捕 大阪府警 »

向原寺の金銅観音菩薩像、36年ぶりに見つかる

蘇我稲目そがのいなめにより国内で最初に仏像が置かれた地とされる奈良県明日香村豊浦の向原寺こうげんじ/豊浦寺で、昭和49年に盗まれた金銅観音菩薩像が36年ぶりにオークション・カタログから見つかり、同寺が24日、発表した。

Photo仏像は飛鳥時代にさかのぼる寺宝で、蘓我原そがはら敬浄住職は、「長い旅でした。いつか絶対帰ってくると信じて待っていました」。

仏像は像高24.1cm。寺伝によると、江戸時代の明和9年に境内の難波池から頭部4.1cmのみが発見され、当時の京都の仏師により新たに体部が鋳造され、接合されたとされる。

仏像について原住職から聞いていた、大阪大大学院で仏教美術を研究する三田覚之さん28が先月9日、古美術のインターネットオークションを開催する古裂会こぎれかいの会員制カタログから発見。
古裂会の仲介でが出品者から買い取った。最低落札価格は35万円。

一方、仏像とともに盗まれた厨子ずしは出品されておらず不明のまま。窃盗罪はすでに時効で、盗んだ人物の特定は難しいという。

Photo_2改めて仏像を鑑定した鈴木喜博・奈良国立博物館上席研究員は、「飛鳥時代後期(7世紀末~8世紀初め)の特徴と共通する頭部の歴史的価値に加え、伝承の通りに補作され信仰されたことがわかる注目すべき仏像だ」と評価。

盗難があった昭和49年は、高松塚古墳の極彩色壁画が発見された約1年半後で考古学ブームが続いており、向原寺を訪れる観光客も多かったという。

当時から住職だった蘓我原氏は、「この寺に立ち寄る人は本当に歴史が好きな人」との思いから仏像を公開しており、犯行はその心意気を裏切った。


|

« 政府、謝罪と賠償要求を拒否 外務報道官談話を発表 | トップページ | 住友克敏厚労省課長補佐、収賄容疑で逮捕 大阪府警 »

コメント

tenjin95様
罰当たりなことに、今なお、仏像の盗難が絶えません。

投稿: 大滝三千夫 | 2010/09/27 18:26

> 管理人様

本当に良かったですね。
古来の説話を見ますと、仏像を盗んだ人の行く末は、等しく地獄行きとなっているようです。仏像は、いわゆる仏の「慈悲」を表現したものですけれども、その「慈悲」でもって、罪に見合うだけの「罰」を受けるんですね。

投稿: tenjin95 | 2010/09/26 13:55

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/29302/49565702

この記事へのトラックバック一覧です: 向原寺の金銅観音菩薩像、36年ぶりに見つかる:

« 政府、謝罪と賠償要求を拒否 外務報道官談話を発表 | トップページ | 住友克敏厚労省課長補佐、収賄容疑で逮捕 大阪府警 »